一関・平泉

ラッピング自販機設置 2代目時の太鼓大巡行 一関JC サイトも開設 市民周知へ

なのはなプラザ前にお目見えした「2代目時の太鼓大巡行」の写真がプリントされた自動販売機

 一関青年会議所(JC、阿部勇太理事長)は、一関夏まつりの呼び物の一つとして一関JCが担っている「2代目時の太鼓大巡行」を多くの人たちに知ってもらおうと、大巡行の写真を拡大して貼り付けた飲料水の自動販売機を一関市の中心商店街に設置した。一関藩と時の太鼓の歴史を知ることができ、大巡行の写真、PR動画などが見られるサイトも開設した。

 時の太鼓は、一関藩の時代から一関の誇りとされ、1976年に時の太鼓兄弟揃(そろ)い打ち巡行として始まり、83年に2代目時の太鼓を新調し、現在の名称になった。大巡行はメインの2代目時の太鼓をはじめ、大太鼓、小太鼓、鈴で構成され、迫力満点の演奏が見物客を魅了している。

 飲料水の自販機は、一関夏まつりの本部の場所に近い同市大町のなのはなプラザ前に設置された。一関JCのほか、コンカツ印刷、サンベンディング気仙沼が協力し、大巡行の様子が分かる写真が本体の下部にラッピングされている。

 一方、サイトでは、江戸時代に一部の藩だけが許された時の太鼓の歴史や現在の大巡行、今年の開催概要などを、一関JCの取り組みと併せて詳しく紹介している。

 8月6日に3年ぶり実施予定の2代目時の太鼓大巡行に向けて一関JC地域文化継承推進委員会の千葉晴一委員長は「自販機の売り上げの一部は巡行の運営費に充てる。今後も設置場所を増やしていく。多くの市民に大巡行を知ってもらいたい」と話している。

▲一関JCが開設した「2代目時の太鼓大巡行」のサイト

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