北上・西和賀

自らつくる晴れ舞台 20歳のつどい実行委発足【北上】

北上市「20歳のつどい」成功へ始動した実行委のメンバーら

 北上市で、2022年度「20歳のつどい」実行委員会が発足した。23年1月の式典に向け、当祝者と前後の学年による実行委員がイベントを企画運営。自分たちのアイデアで人生の節目を飾るべく半年間、結束して準備を進めていく。

 4月の改正民法施行で成人年齢が18歳に引き下げられたが、市はこれまで通り20歳になる学年を対象に成人式に代わる「20歳のつどい」を開催する。これまで市が主催していたが、有志による実行委主体とした。

 市はサポート役として実行委員を公募し、市出身や市内に通勤、通学するおおむね19~21歳の24人が応募。市生涯学習センターで開かれた26日の第1回実行委には、委員9人と市の関係者が参加した。

 開催要項や会則、予算、今後のスケジュールを確認後、互いに自己紹介しゲームを通じ交流。グループワークでは、20歳と聞いて思いつくキーワードを話し合い「成長」「再会」「責任」「感謝」「ふるさと」などが上がった。

 17年度に花巻市の成人式記念行事実行委員を経験した北上市職員の菊池杏佳さんは「動画部会を担当し、友達から『よかった、楽しかった』と言われ達成感があった。同世代で一つのことをつくり上げ、『よかったね』と言い合える式典にしてほしい」とアドバイスした。

 実行委員長に就任した大学生今川そらさん(二子町)は「一生に一度の機会なので、やってみたいと思った。大事な節目の会になるので、同世代のみんなと協力し合い練っていきたい」と抱負。21年度の式典で新成人代表あいさつし、今回委員となった大学生武田羅生さん(和賀町煤孫出身)は「経験を生かし、古里のためにできることがあればと思った。自分の時の式が楽しかったので、今回もいい記憶になるよう一緒に頑張りたい」と意気込みを語った。

 副委員長には、ともに新成人となる横田拓磨さん、斎藤未羽さんが就いた。次回は8月9日。テーマを決定し、実現可能なイベントの検討に入る。今後も月数回集まり準備を進め、来年1月8日の本番に備える。

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