一関・平泉

夜空彩る“思い出”の風船 イベント楽しむ 来月新校舎移転 室根小児童【一関】

室根小仮校舎グラウンドで行われた思い出のナイトバルーンで夜空を彩った光る風船を見上げる児童ら

 4月に開校した一関市立室根小学校の児童は27日夜、同市室根町折壁字中谷地の仮校舎(旧室根東小)グラウンドで室根まちづくり協議会(三浦幹夫会長)のイベント「思い出のナイトバルーン」を楽しんだ。8月の新校舎移転を控え統合前の室根東、室根西両校の思い出を振り返り、2学期からスタートする新生活へ思いを新たにした。

 室根まちづくり協議会若者グループ「室根と愉快な仲間たち」(通称・室愉会)がコロナ禍で思うようにイベントに参加できなかった子供たちに思い出を提供しようと企画・運営。市の子ども思い出づくり支援金を活用して取り組んだ。

 同日は夜のグラウンドに児童や保護者、室愉会の関係者が参集。千葉忠一イベントリーダーが「2学期から新校舎に移るので最後の思い出づくりとして企画した。夜の学校を楽しみながら親子で思い出をつくってほしい」と呼び掛けた。

 児童は発光ダイオード(LED)が入った直径約40センチの「光る風船」にペンでありがとう室根西小、東小」「運動会応えんをがんばった」「またいつかくるよ」などと旧校舎に宛てたメッセージや好きな絵を思い思いに書き込んだ。50個の風船はひもでつなぎ3カ所に分かれて6メートルの高さまで上げ、最後に校舎をバックに記念写真を撮影した。

 グラウンドに特設したスクリーンでは室根東、室根西両小と室根小の校舎の空撮映像なども上映した。

 3月まで室根東小で学んだ小山陽馬君(5年)は「5年まで勉強などで使ったので旧校舎にありがとうという感謝の言葉を書いた。新しい校舎に入るのは楽しみだが、今までと同じようにきれいに使っていくようにしたい」と語っていた。

 新校舎は室根中敷地内に整備。児童は2学期始業式が行われる来月18日から新校舎で学ぶことになる。

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