一関・平泉

夏まつり成功祈願 3年ぶり開催へ例大祭 磐井川水天宮【一関】

一関夏まつりの成功や水難防止などを祈った磐井川水天宮の例大祭

 一関市田村町の磐井川水天宮で1日、例大祭が催された。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、過去2年中止された一関夏まつりが3年ぶりに開催されるのを前に、神事で水難防止やまつりの成功を祈願した。

 水天宮の落慶記念で花火3発を打ち上げたのが現在も続く磐井川川開き花火大会の由来とされることから、一関夏まつりとのゆかりが深く、例年は例大祭が祭りシーズン到来を告げる恒例行事となっている。2020、21年と新型コロナの影響で夏まつりが中止となったが、例大祭は簡素化して行われた経緯がある。

 神事には奉賛会員ら約40人が出席。花火大会由来ののろしを合図に始まり、佐藤正昭奉賛会長らが玉串をささげて地域の安泰を祈った。佐藤会長は「鎮座以来今年で95年、カスリン台風から75年が経った。この地が再び大災害に見舞われることがないよう、皆さんと祈り、また一年無事に過ごしたい」としながら、夏まつりで恒例となっている水天宮神輿(みこし)宮出し、宮入りが今年も見送られたことに触れ「来年こそ例年通りにぎやかな神輿ができるようにしたい」と語っていた。

 磐井川水天宮は、水難者を慰霊し水魔を払おうと1927(昭和2)年に河川敷に建立された。カスリン、アイオン両台風で流失したものの、神木のケヤキにつかまって助かった人たちも多かったとされる。以前は旧一関市立図書館の敷地内に置かれていたが、磐井川堤防改修工事に伴い、錦町水天宮通りと堤防沿いの市道が交差する場所に移転新築され、新社殿は2019年7月に落成した。

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