花巻

世界選手権飛躍誓う 田瀬湖で強化合宿 ボート日本代表【花巻】

世界選手権に向け田瀬湖ボートコースで強化合宿に励む日本代表選手ら

 9月11~27日にチェコのラシツェで開催されるボート世界選手権を前に、日本代表選手が、花巻市内で強化合宿を行っている。

 同市東和町の田瀬湖ボートコースで行われている合宿に参加しているのは、ギザビエ・ドルフマンヘッドコーチら率いる日本代表で、女子シングルスカルの米川志保(トヨタ自動車)、男子ダブルスカルの荒川龍太・大塚圭宏(ともにNTT東日本)組、軽量級の男子ダブルスカルの武田匡弘(関西電力)・宮浦真之(NTT東日本)組と男子シングルスカルの古田直樹(NTT東日本)、女子ダブルスカルまたは女子シングルスカルでチャレンジする予定の冨田千愛(東大RSL)、廣内映美(明治安田生命)、木野田沙帆子(同)の選手9人。

 同市の上田東一市長らは7月25日、田瀬湖ボート場東和艇庫を訪ね、日本代表チームを激励。「合宿が皆さんの世界での活躍につながることを願っている」と述べ、競技協会と連携して強化に励む選手たちが最高のコンディションで大会に臨めるよう支援していく考えを伝えた。

 日本ボート協会の江田精児強化委員長は、長期目標として2024年のパリ五輪を視野に入れた強化だとし、「予選大会は来年から始まる。来年の世界選手権で良い結果を残すためのステップアップとして今年の世界選手権に挑む。素晴らしい環境を借りて世界へ羽ばたきたい」と述べた。

 日本代表は先月22日から合宿を行っており、東京五輪男子シングルスカル11位の荒川選手は「気温が低くて過ごしやすく、長い距離や時間にわたってトレーニングに打ち込める。湖面は波風も少なく良いコース」と語り、パリ五輪に向け、まずは今年の世界選手権での飛躍を誓った。

 合宿は今月4日までの14日間と、15日~9月10日の27日間の2回に分けて行われる予定。

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