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響く「サッコラ」3年ぶりの熱気 盛岡さんさ踊り開幕

3年ぶりに開幕し、熱気に包まれる盛岡さんさ踊り

 盛岡市の夏祭り「盛岡さんさ踊り」は1日、同市中央通をメイン会場に開幕した。新型コロナウイルス感染は流行の「第7波」に入り一層の拡大が心配される中、パレードエリア縮小や観覧エリア拡幅などの感染防止対策を徹底した会場で、3年ぶりに太鼓と踊り手の大パレードが繰り広げられ軽快な太鼓の音が市街地にこだました。

 初日のパレードは曇天の下、午後6時すぎにスタート。役員を含む特別集団、ミスさんさ踊り、さんさ太鼓連、一般参加団体などが次々登場。総勢35団体、約2500人が参加し、太鼓や笛、唄、踊り手による大パレードが躍動し、見物客を魅了した。

 3年分の情熱を込めるように太鼓のたたき手は汗だくになりながらばちに力を込め、踊り手たちは「サッコラ チョイワヤッセ」の掛け声に合わせてしなやかな踊りを披露。沿道に訪れた大勢の観客は、写真を撮ったり、拍手をするなどして久しぶりのパレードを楽しんだ。

 パレードには4日間で延べ132団体、約9500人が参加予定。最終日には、特別プログラムとして各団体から太鼓だけが参加する「世界一の太鼓大パレード」を実施し、フィナーレを飾る。

 祭りを主催する実行委員会はコロナ対策として、パレードの区間を約800メートルから約500メートルに短縮したほか、最大300人だった1団体当たりの参加人数を150人に半減し出演者の距離を確保、沿道の観覧エリアを拡幅し観客の密回避を図っている。

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