北上・西和賀

夏熱く盛り上げ 民俗芸能公演、花火復活 6、7日 みちのく芸能まつり【北上】

第61回北上・みちのく芸能まつりのPRポスター

 第61回北上・みちのく芸能まつり(同まつり運営委員会主催)は、6、7の両日に北上市内で開かれる。新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて日程を当初の3日間から2日間に縮小するが、民俗芸能公演や花火などが3年ぶりに復活し、北上の夏を熱く盛り上げる。

 同まつりは2020年の第59回、節目となる21年の第60回がいずれも新型コロナの影響により中止となった。今回は感染防止の観点から、従来は市内各地で実施していた芸能公演を市文化交流センターさくらホールに集約(大ホール有料)。6日は芸能公演が午前10時から午後4時まで、7日は芸能公演と鬼剣舞全演目公演が午前10時から午後3時まで行われ、6日午後5時からはJR北上駅前通りのおまつり広場で演目が繰り広げられる。

 例年行っていた少年鬼剣舞は6日午後6時20分から実施する鬼剣舞大群舞に組み入れ、総勢27団体が出演する見通し。芸能公演全体では、7月25日時点で県内外合わせ84団体が出演する予定だが、コロナによる参加見送りも生じている。感染対策が難しいため、みこしパレードは取りやめる。

 一方で、6日午後4時30分からおまつり広場で行われる市民パレードでは、第7回から第33回まで踊られた「小鳥崎さんさ」が28年ぶりに復活し、恒例の「北上おでんせ」と共に披露される。芸能公演には、第60回で企画されていた友好都市の沖縄県石垣市、姉妹都市の千葉県流山市の団体の参加もあり、3年ぶりとなる祭典開催に花を添える。

 7日午後7時30分からは、北上川河畔でトロッコ(灯籠)流しと「Joyful!~祈りと喜びと~」をテーマにした花火の打ち上げが行われ、まつりのフィナーレを飾る。堤防は、有料席券を購入した人しか入場できないよう規制する。

 主催者側では、まつり出演者、来場者に対して▽「密」を避ける▽マスクを着用する▽大声を出さない―など基本的な感染対策への協力を求めている。

 まつりに関する問い合わせは、北上観光コンベンション協会=0197(65)0300=へ。

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