県内外

コロナ感染最多1132人 1人死亡

 県と盛岡市は6日、新たに10歳未満~90歳以上の男女1132人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。1日当たりの新規感染者数としては7月27日公表の1077人を上回り過去最多。重症者はいない。県は入院中の基礎疾患のある65歳以上の高齢患者1人が7月28日に死亡したと公表。県内の死者は114人、患者累計は6万600人となった。

 保健所別の内訳は盛岡市307人、県央242人、中部230人、奥州112人、一関100人、久慈37人、宮古33人、大船渡32人、釜石23人、二戸16人。このうち県央で過去最多となった。

 クラスター(感染者集団)は新たに5件発生。一関保健所管内では、教育・保育施設で計11人、職場で計15人、中部保健所管内の高齢者施設で計5人、県央保健所管内の教育・保育施設で計5人、二戸保健所管内の高齢者施設で計5人が感染した。このほか、公表済み19件で新規患者が確認された。

 直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体566・2人、盛岡市733・2人でいずれも過去最多。病床使用率は41・4%。自宅療養者は31人減の8112人となった。

 新規感染者数が1000人を超えるのは4日連続。県医療政策室の三浦節夫感染症課長は「全国でまだ減少の兆候はない」とし、県内でもしばらく感染のピークは続くとの見通しを示した。県民に対しては「3密回避、マスク着用、手指消毒といった場面に応じてできる感染対策の徹底を改めてお願いしたい」と呼び掛けた。

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