一関・平泉

次期五輪「金」目指す 地元で報告会 岩渕麗楽選手(東山出身) スノーボード北京2種目入賞【一関】

報告会の席上、東山小学校6年生から花束贈呈を受け笑顔を見せる岩渕選手(右)

 北京冬季五輪のスノーボード女子でビッグエア4位、スロープスタイル5位と2種目で入賞を果たした一関市東山町出身の岩渕麗楽選手(20)=一関学院高―法政大3年、バートン=の北京2022冬季オリンピック報告会(市主催、岩渕麗楽一関後援会共催)は8日、同町長坂の東山地域交流センターで開かれた。岩渕選手は「自分の滑りがいろんな人に伝わったのがうれしかった」と果敢に大技に挑んだ北京五輪を振り返り、次期五輪で金メダルを目指す姿勢も明らかにした。

 岩渕選手を応援する市民や主催者、関係者を含め約100人が出席。冒頭、市が新たに創設したスポーツ栄誉賞の表彰式が行われ、佐藤善仁市長が岩渕選手に表彰状と都市鉱山の資源を生かして作った岩渕選手のイニシャルを刻印した記念のペンダントを授与した。

 出場報告は、壇上で岩渕選手と一関ケーブルネットワークの大沼佐樹子アナウンサーが対談形式で行った。

 岩渕選手は五輪のビッグエア決勝3本目で女子として世界で初めて挑戦した大技「トリプルアンダーフリップ」について「(直前の左手の)けががあったが、やめる選択肢はなかったし痛みで恐怖心が薄れた部分もありマイナスではなかった。左手のほか右手も包帯を巻いていたのでやるしかなかった」と振り返った。

 世界から称賛が集まったことについては「勝つことにしか重点を置いてなかったので失敗したら駄目だと思ったが、自分がやることに周りの人が意味を見つけてくれた。それでも褒めてもらった分、やっぱり勝ちたかったという複雑な気持ちになった」と語った。

 北京五輪で得たものについては「自分の滑りでこんなに周りに影響を与えられることを今回初めて知った。自分の滑りがいろんな人に伝わったのが一番うれしかった」と笑顔を見せた。

 五輪後に成功させたトリプルアンダーフリップは「次の五輪に向けた土台」とし、「次に進む踏み台として新しい技に生かしたい」と新たな挑戦に意欲。「自分はまだまだ追う身。成功させてもこの1年で使えなくなるくらい女子のレベルが上がっている。誰もやっていないことをやるのは難しいが現状に満足せず限界を超えていけるようにしたい」と今後を見据えた。

 対談を終えた岩渕選手は「多くの方に感謝の気持ちを伝えたかったが、悔しさを思い出し、言葉にできなかった部分もあった。伝え切れない感謝を伝え、4年後は形に残るもので恩返ししたい。次の五輪で金メダルを取るのは今の競技人生の中で一番大きな目標にしている」と力を込めた。

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