奥州・金ケ崎

健康、防災連携強化 包括協定を締結 奥州市と2JA

奥州市と岩手ふるさと、江刺両JAによる包括連携協定締結。(左から)後藤会長、倉成市長、小川組合長

 奥州市とJA岩手ふるさと、JA江刺は8日、地方創生に関する包括連携協定を締結した。同市と両JAはこれまでも農業分野で連携してきたが、協定締結により健康づくりや災害時の対応、防災など他の分野でも連携を強めていく考え。同市の包括連携協定締結は両JAを合わせて11件となった。

 同日、市役所で締結式が行われ、倉成淳市長、JA岩手ふるさとの後藤元夫経営管理委員会長、JA江刺の小川節男組合長が出席。それぞれのJAと市が2通ずつ協定書に署名して取り交わした。

 締結後、倉成市長は「諸課題の解決に向けて民間からの力を借りて事業を進めていかなければならない。市民が誇りと幸せを実感できる活力あるまちづくりに向けて協力いただきたい」、後藤会長は「協定をきっかけに明日を担う子供たちに農業の大切さを発信し、地域活性化につなげていきたい」、小川組合長は「協定を契機として農業を基幹とした地域共生社会の維持、持続可能な地域としての発展を目指したい」と抱負を語った。

 今回の協定では▽農業振興▽食農・食育▽暮らしの支援▽健康増進▽地域の安全・安心や防災・災害対策―について連携するとしている。

 スマート農業の普及促進、農業次世代人材の育成、地域ブランドの販路拡大、加工体験講座の実施など農業に関する取り組みのほか、デジタル社会に向けた学習会の共催、健康づくり事業や予防事業での協力、災害時の人的支援や物資支援、消防団活動や防災訓練などへの協力を想定している。

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