一関・平泉

核なき平和な世界を 思いつなぎ12時間ラン【一関】

参加者がたすきをつなぎながら核兵器廃絶などを願って走った12時間ピースラン

 長崎に原爆が投下されてから77年目となる9日、一関市内のマラソン愛好者で組織するホノルルマラソンクラブ(大越昭夫代表)は市中心部の磐井川河川敷で12時間ピースランを行った。参加者が被爆者の鎮魂や核兵器廃絶などを願いながらたすきをつないだ。

 戦後60年の2005年から毎年、同日か広島に原爆が投下された6日に取り組んでいる。

 18回目となった今年は磐井川堤防の改修工事に伴い、例年の磐井川河川敷山目側トリムコース1周約1キロから1周約770メートルのコースに変更し、午前6時から午後6時までの12時間にわたって実施。県内外から集まった小学生~80代の21人が交代しながら走り、原爆が投下された午前11時2分には黙祷(もくとう)を捧げた。

 同クラブによると同日の周回数は137周で、走行距離は約104キロ。今回を含めこれまでの延べ走行距離は2194キロ、参加者数は延べ469人となった。

 大越代表は「最近ではロシアがウクライナに核兵器の使用をちらつかせたが、そんな脅しは許されない。核兵器のない平和な世界になるよう、今後も活動を継続していく」と語っていた。

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