花巻

小皿 使いやすさ重視 高橋さん(奥州)磁器作品展 ココ・デ・アエール【花巻】

普段使いを意識した磁器が並ぶ磁器工房タカハシ作品展

 奥州市前沢の高橋宏彰さん(61)による磁器工房タカハシ作品展は、花巻市湯本のアートギャラリー「ココ・デ・アエール」で開かれている。小皿やコーヒーカップなど普段使いに適した磁器が並び、訪れた人たちの関心を集めている。31日まで。

 高橋さんは北海道出身で、20代の頃に旅行先で出合った備前焼作家に感銘を受けて磁器作家の道に進むことを決意したという。石川県などで陶磁器製造の仕事に携わった後に2011年に本県に移住した。

 今回の展示では小皿や箸置き、一輪挿しなど約100点の作品を展示販売。磁器は電気窯とガスバーナーを使用し、1280度の熱で16時間かけて焼き上げるという。デザイン性よりも使いやすさを重要視しているほか、皿などの絵は下描きせずに描き上げる。

 高橋さんは「奇抜過ぎないように作ることを意識している。自分の作った食器を使ってくれていることが一番うれしいし、励みになる。今後は急須など少し手の込んだ物も作っていきたい」と意気込んでいる。

 時間は午前9時から午後6時まで。定休日は毎週火曜。問い合わせは、ココ・デ・アエール=0198(27)2178=へ。

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