北上・西和賀

勇壮 鬼剣舞 帰省客ら魅了 ふるさと芸能まつり【北上】

ふるさと芸能まつりで躍動する出演者(谷地鬼剣舞)=北上市・さくら野百貨店北上店前

 北上市のツインモールプラザテナント会主催の「ふるさと芸能まつり」は14日、同市のさくら野百貨店北上店前と諏訪神社で開かれた。地元の民俗芸能団体が躍動感ある演奏や演舞を見せ、集まった大勢の来場者を魅了した。

 盆の帰省客、行楽客らにも楽しんでもらおうと、諏訪町商店街振興組合と同店が共催。新型コロナウイルスの影響で2020、21年は中止され、3年ぶりに開催された。

 同店前では鬼柳鹿島太鼓が力強い太鼓演奏でオープニングを飾り、二子鬼剣舞、行山流口内鹿踊(ししおどり)、谷地鬼剣舞も稽古の成果を存分に披露。演目ごとに大きな拍手が寄せられ、最後は鬼柳鬼剣舞の勇壮な演舞で締めた。

 鬼柳鹿島太鼓の千葉すみれさん(北上翔南高校1年)は「多くの人で緊張したけど、うまくできた」と笑顔で語り、二子鬼剣舞踊り手の八重樫光さん(41)は「お客さんの拍手が励みになった」と充実した表情。谷地鬼剣舞は親子数組がペアで共演し、父親と共にアクロバティックな「宙返り」を演じた鈴木陽翔君(江釣子小3年)は「少し間違ったけど、まずまずできた」とはにかんだ。

 横浜市在住で北上に帰省中の小泉永理さん(42)は「間近で見て迫力があった。コロナでずっと帰省を見送り(北上・みちのく)芸能まつりも来られなかったが、今回は息子2人と見ることができて良かった」と満足そう。同テナント会事務局で北上都心開発の髙橋邦治業務係長は「お客さんも待ち望んでいたのでは。コロナ禍や大雨もあったが、(雨もやみ)何とか外で開催できて良かった」とほっとしていた。

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