一関・平泉

自覚と決意 胸に 平泉町の成人式 21、22年度

記念撮影に臨む2022年度成人式出席者
再会を喜び談笑する2021年度の出席者

 平泉町の成人式(町、町教委主催)は15日、町学習交流施設エピカで行われた。新型コロナウイルス感染拡大を受けて再延期していた2021年度の式を午前に、22年度の式を午後に行い、出席者は大人としての自覚と決意を胸に刻んだ。

 21年度の対象者は、00年4月2日~01年4月1日生まれの町内在住者または出身者で、31人が出席。22年度は01年4月2日~02年4月1日生まれの46人が出席した。新型コロナ感染防止対策として、新成人で組織する実行委によるアトラクションを取りやめ、入場時の体温測定と手指消毒、来賓や関係者を含む出席者全員に事前のPCRまたは抗原検査を義務付けた。

 式典では、戦没者と東日本大震災の犠牲者に黙祷(もくとう)をささげた後、青木幸保町長が「これからの時代を生きる皆さんには、自分たちの故郷平泉に自信と誇りを持ち、豊かな人間関係を築いてほしい。希望あふれる輝かしい未来と活躍に期待申し上げる」と式辞。続いて来賓を代表して髙橋拓生町議会議長が「皆さまの中には国内のみならず世界に羽ばたいて活躍する人もいると思われる。どのような仕事に就いても心の中に平泉町で生まれ育ったという誇りと愛情を持ち続けてほしい」と祝辞を述べた。

 出席者を代表して、21年度は実行委員長の岩淵隆希さんが「1年の延期を経て、地元平泉で晴れて成人式を迎えられたことを心からうれしく思う。私たちはこの平泉で多くのことを学び、経験した。平泉で育まれてきたことに誇りを持ち、一人の人間として社会に貢献していきたい」、22年度は同千條祐司さんが「お祝いと激励の言葉を頂き、新成人として喜びを感じるとともに、責任の大きさに身の引き締まる思い。さまざまな人への感謝の気持ちと新成人としての覚悟を忘れず、故郷平泉に誇りを持てる社会人となることを誓う」とそれぞれ二十歳の決意を述べていた。

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