県内外

コロナ感染最多1537人 5人死亡

 県と盛岡市は18日、新たに10歳未満~90歳以上の男女1537人の新型コロナウイルス感染確認を発表した。初の1500人台で、10日公表の1482人を超え過去最多の新規患者数となった。県は65歳以上の高齢者4人と65歳未満1人の計5人の入院患者が、15~17日に死亡したと公表。県内の死者は135人、患者累計は7万3927人となった。

 1日に公表する死者数としては過去最多で、内訳は基礎疾患がある高齢者3人と65歳未満1人、基礎疾患がない高齢者が1人。

 保健所別の内訳は盛岡市465人、県央220人、奥州200人、中部165人、一関140人、宮古115人、大船渡80人、二戸74人、久慈48人、釜石30人。奥州、宮古、二戸で過去最多となった。

 新規クラスター(感染者集団)は1件発生し、盛岡市の高齢者施設で計11人が感染した。

 このほか、公表済みのクラスター9件で新規患者が確認された。

 直近1週間の人口10万人当たり新規患者数は県全体644・6人、盛岡市845・7人。病床使用率は42・5%。自宅療養者は432人増えて過去最多の9605人となった。 

 県医療政策室の三浦節夫感染症課長は、新規感染者数の増加について「8月に入り1000人規模が続いていた中で、お盆期間中に医療機関が休診だったことと人流が関係しているのだろう。本県ではピークにきていないと思う」と推察した上で、「場面に応じた感染対策を継続していただくしかない」と引き続き注意を呼び掛けた。

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