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仙台育英 決勝進出 東北勢初V王手 全国高校野球選手権大会

決勝進出を決め笑顔の仙台育英ナイン=20日、甲子園【時事】

 第104回全国高校野球選手権大会は第13日の20日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝が行われ、仙台育英(宮城)が聖光学院(福島)を18―4で下して決勝に進出し、東北勢初の甲子園優勝に王手をかけた。【8面に関連】

 東北勢同士の顔合わせとなった一戦は、聖光学院が一回に先制したものの、仙台育英は直後の二回に4連打など打者14人が繰り出す猛攻で一挙11点を奪い逆転。その後も加点し、最後は救援した大船渡一中出身の仁田陽翔(2年)が締めた。聖光学院は六回に3点を返す意地を見せたが、序盤の大量失点が最後まで響いた。

 仙台育英の決勝進出は1989年、2015年に続き7年ぶり3度目。東北勢としては、夏は18年の金足農(秋田)以来4年ぶり10度目で、春を含めれば13度目となる。09年春には菊池雄星(ブルージェイズ)を擁した花巻東が県勢として初めて決勝に進出したが、清峰(長崎)に0―1で惜しくも敗れた。

 準決勝のもう1試合は、下関国際(山口)が近江(滋賀)を8―2で下した。

 決勝は22日に行われ、仙台育英は優勝旗の「白河越え」を目指す。午後2時プレーボール予定。

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