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未来型の商流創出 盛岡に10月、最新カフェ マノルダいわて

10月にオープンするライブマーケティングカフェのイメージ図

 岩手銀行グループの地域商社・manorda(マノルダ)いわて(盛岡市、菊地文彦代表取締役)は、NTT東日本岩手支店(同市)などと協力し、リアルとデジタルを融合して県内企業などの商品を展示する最新カフェを同市中央通の同支店第2ビル1階に10月オープンする。来店客は店内で商品を確認した上で、インターネットで購入する仕組み。最新テクノロジーを使ったマーケティング手法を取り入れ、出展者には来店客の購買行動などの情報を還元する。

 オープンするのは、ライブマーケティングカフェ「AZLM CONNECTED CAFE manordaいわて店」。カフェという日常空間を商空間へと進化させ、新しい商流を生み出そうと開設する。店舗の企画・運営にはコネクテッドコマース(東京都)が関わり、トレードワークス(同)がシステム全般を担う。

 店舗面積は約68平方メートル。店内には1区画当たり幅30センチ、高さ25センチ、奥行き40センチの展示スペースを約130カ所用意。来店客は試飲や試食をしながら展示された県内外の商品を見たり、触れたりしながら、展示スペースに表示されるQRコードをスマートフォンなどで読み込み、専用の通販サイトで購入する。

 店舗のICT(情報通信技術)環境構築やAI(人工知能)技術の活用により、店内に設置する複数の映像カメラで人流や来店客の年齢層、展示商品への興味・関心など購買行動に関する情報を集めるほか、通販サイトでの購入履歴なども含め収集したデータを解析し、出展者に還元。出展者の新たな商品開発や販売戦略の立案などに活用してもらうことで、地域経済の成長や活性化につなげる。

 岩手銀行とNTT東日本が7月に締結した持続可能な地域の未来づくりに向けた連携協定を受けた初の取り組み。ICTを活用したビジネス化や地域局舎の利活用などの課題解決に挑む新しい地方創生モデルとなることが期待される。

 manordaは、10月のオープンに向けて1区画1カ月当たり1万円(消費税抜き)で県内外から広く出展者を募集している。

 manordaの幅下貴文事業企画部マネジャーは「未来型の商品発信を取り入れることで、事業者の商品開発やマーケティング、販路拡大の後押しがしたい。本県の隠れた地域産品を見いだし展示・PRすることで、メーカーには商品開発につなげ、来店客には良い物との新たな出合いや気付きを提供したい」と意気込む。

AZLM CONNECTED CAFE manordaいわて店

 AZLMはあらゆる商品をライブでマーケティングできることを意味する「From A to Z,Live Marketing」の頭文字を引用。コネクテッドコマースなどは2021年7月、地方創生をテーマに「AZLM CONNECTED CAFE渋谷地下街店」を東京都にオープンしている。

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