一関・平泉

バルーンフェス有観客 係留体験搭乗は別会場 実行委【一関】

 一関・平泉バルーンフェスティバル実行委員会(実行委員長・佐々木賢治一関市観光協会長)は29日、同市大町のなのはなプラザで開かれた。10月14~16日に同市狐禅寺の一関水辺プラザを主会場に開催される今年のフェスについて、有観客で実施する方向を確認。人気の係留体験搭乗も競技会場とは別に会場を設けて2基の熱気球を使って行うこととし、今後準備を進めていく。

 実行委には委員ら10人余りが出席。新型コロナウイルス感染対策ガイドラインやイベント内容などについて協議した。

 ガイドラインは、競技飛行についてここ2年は水辺プラザ周辺に観客を入れないこととしていたが、今回は堤防の上などで見ることは可とする。ただ、手指消毒など基本的な感染予防対策への協力を呼び掛けるほか、大声での会話や食べ歩きの自粛などの協力を求める。

 一方、競技者に対しては参加者全員に一関に入る前までに抗原検査を受けてもらい、陽性の場合には参加を認めない。

 イベントについては、2年連続で見送っていた熱気球係留体験搭乗、熱気球教室を実施することとした。従来は主会場の水辺プラザで実施していたが、競技飛行に影響が出ないように、今回は市総合体育館西側の駐車場を会場とする。一関水泳プールを挟んで2カ所設定し、熱気球2基を活用する。

 今後は、10月上旬に再度実行委を開き、当日のスケジュールや事故対策マニュアルなどについて確認する。

 同フェスは東日本大震災復興支援イベントとして震災翌年の2012年に始まった。19年は台風の影響で中止され、20年はガイドラインを策定した上で開催。21年の前回大会は天候不良のため競技飛行は1回の実施にとどまったが、コロナ禍で2年連続開催された。

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