一関・平泉

地域も心も明るく 一関修紅高インターアクトクラブ 橋梁壁面に菜の花描く JR東北線

一関修紅高インターアクトクラブがJR東北線の橋梁壁面に描いた菜の花のイラスト

 一関市字東花王町の一関修紅高校(齋藤成一校長、生徒390人)のインターアクトクラブ(部員42人)は、美化活動の一環として同校正門近くのJR東北線一ノ関―山ノ目間の橋梁(きょうりょう)の壁面に市の花である菜の花をモチーフにしたイラストを描いた。8月30日にはお披露目式が行われ、生徒のほか活動を支援する一関ロータリークラブ(RC、斎藤賢会長)の会員らが集まり、同部の歴史として長く残されていくことを願った。

 同活動は2021年度に市社会福祉協議会のボランティア協力校として同校が指定されたことがきっかけ。インターアクトクラブが登下校する生徒や普段の生活で橋梁付近を通行する地元住民に明るい気持ちになってもらおうと、橋梁壁面へのイラスト制作を企画。JR東日本と制作に関して協議し、イラストを菜の花をテーマにしたものに決定したが、新型コロナウイルスによる影響で本格的な活動ができずに、22年度に取り組みを繰り越した。

 今年は5月の大型連休明けごろから生徒が現場で絵の準備をスタート。作品は縦2メートル、横15メートルほどのスペースに夕焼けの風景の中で、菜の花が黄色い花を咲かせる様子をペンキで描いている。

 お披露目式には制作に関わった生徒のほか、同RC会員や同協議会の職員の合わせて約20人が出席。

 同RCの後藤桂司前会長は「ここまで出来たのは皆さんの努力の結果。一関修紅高校やインターアクトクラブの歴史となっていく。ぜひ、この経験を次に生かしてほしい」と語った。

 部長の菅原美桜さん(3年)は「活動できたのは周りの方々の支えがあったから」と感謝し、「絵を見た人からきれいだねと言われる。この場が明るくなってくれればうれしい」と話していた。

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