北上・西和賀

会心の跳躍 堂々2位 インターハイ棒高跳び 菅野選手(黒工3年)が報告【北上】

インターハイ陸上競技男子棒高跳びで準優勝した菅野選手

 全国高校総合体育大会(インターハイ)の陸上競技男子棒高跳びで準優勝した菅野航太選手(黒沢尻工3年)は8月30日、北上市役所に髙橋敏彦市長を表敬訪問し、戦績を報告するとともにさらなる飛躍を誓った。

 競技は同3、4日に徳島県鳴門市で行われ、菅野選手は決勝で4メートル95を1回目でクリアし、自身が持つ県高校記録の5メートル00に挑んだ。1、2回目を失敗したが、最終の3回目は「絶対に跳ぶ」と時間をかけて集中力を高め、会心の跳躍で見事に成功。優勝した大阪代表選手の5メートル10にはあと一歩及ばなかったものの、「表彰台には乗るぞという気持ちだったので、素直にうれしかった」と堂々の2位に胸を張った。

 北上中学校1年時に競技を始めてから記録を伸ばしてきたが、昨夏に5メートル00をマークしてからスランプに陥った。今回のインターハイに向けては、調子を取り戻そうと、より本番を意識した練習を重ねたほか、1週間前からジャンプ練習をやめて疲労を取ることに専念。良いコンディションでパフォーマンスできたことに手応えをつかんでおり、10月に開催される栃木国体では自己ベストを更新しての優勝を目標に掲げる。

 髙橋市長は「遠くでの大会で体調管理なども大変だったと思うが、その中でベストを出すことができたのは素晴らしい。これからも精進し、高みを目指してほしい」と激励。菅野選手は「上に伸び上がるときに体を倒さず、真っすぐな状態で跳躍ができればさらに良くなる。将来的には日本選手権で優勝したり、国際大会に出場したりする選手になりたい」と前を見据えた。

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