つながり育む拠点に 空き家活用 シェア店舗オープン【金ケ崎】
金ケ崎町六原前穴持地内に３日、町内初のシェア店舗「Ｌｉｆｅ ＢＡＳＥ」が開店した。オープンイベントには、同町と奥州市のシェア利用者や子供らが屋内外に出店。つながりを育む地域拠点の門出をにぎやかに飾った。
同店舗は町地域おこし協力隊の及川俊哉さん（２１）＝同町三ケ尻＝が中心となり、六原・二日町地区の住民から空き家を借りて整備。多くの人が店を基点につながりを育める活動拠点となるよう、こだわりを持って構想を練った。今回の同隊の活動要件は、店舗のある地区を広域的に振興するエリアリノベーションで、店舗はこの第一歩。
オープンイベントは昼夜に分けて開催され、昼の部には子供たちを含む飲食やサービスなど７店舗が出店。にぎわいを見せた。
軽食の屋台を出店した佐藤千洸君（姉体小学校４年）は「初めてのお店の経験なのでわくわくする。楽しかったのでまた来てみたい」と楽しめた様子。厨房（ちゅうぼう）を活用しパンや焼き菓子の店を出した法人職員中島朝子さん（５８）＝同町三ケ尻＝は「ゆくゆくはお店をやりたいという夢があり、及川さんから声を掛けてもらい、二日町の方々も手伝ってくれた。景色も良い場所なので盛り上げていきたい」と期待を込めた。
運営に当たる及川さんは「多くの人が来てくれてありがたい。皆さんの期待に応えて恩返しをし、金ケ崎を盛り上げていきたい」と話していた。
同店舗は飲食店などとしてのほか、会議やイベント、パーティーなどでの活用も想定。午前８時～午後４時、午後５～１１時の利用料は各２５００円で、定期出店者は２０００円。１時間の利用は５００円。既に定期利用が入った時間帯もある。問い合わせは及川さん＝０８０（９３９５）８９６４＝へ。
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