一関・平泉

個性豊かな衣装で堂々と 川崎市民セでイチコレ 市民モデル19組出演【一関】

古着を仕立て直した衣装で堂々とランウエーを歩き、グランプリを獲得した滝沢小6年生のグループ

 一関市、いちのせき市民活動センターが主催する市民参加型ファッションショー「いちのせき市民モデルコレクション(イチコレ)第3回コンテスト」は4日、同市川崎町の川崎市民センターで開かれた。19組31人の市民モデルが思い思いの個性豊かな衣装で出演。審査の結果、グランプリにはいずれも市立滝沢小学校6年生の小川友さん、佐藤莉帆さん、橋本さくらさん、小野寺花純さんの4人によるグループが輝いた。

 イチコレは2014年から「いちのせき市民フェスタ」の企画の一つとして毎年開かれ、20年からは市民モデルの表現力をより高めるためにコンテスト形式となった。21年は新型コロナウイルスの感染を防止する観点から無観客で催されたが、今年は感染対策を講じた上で有観客となった。

 出演したのは応募した3~74歳の市民で学生、主婦、商店主、市民センター職員などさまざま。振り袖、着物を仕立て直したワンピース、企業とのコラボ、包装紙を使った手作りのスーツなど個性が際立つ衣装でランウエーを歩いた。佐藤善仁市長も古着店とスタイリストがコーディネートしたGパン姿で参加した。

 審査員を務めたのは、同市出身で女優・モデルの小松彩夏さん、染色作家・ファッションデザイナーの二宮柊子さん(盛岡市)、モデル・各種キャリア講師の小幡未穂さん(奥州市)ら計4人。「モデルが主役」というコンセプトに基づき、「ファッションが、いかにモデルを輝かせているか」を重視して審査した。

 グランプリを獲得した小川さんら4人は昨年に続き2度目の出演で、学校で習ったSDGs(持続可能な開発目標)をテーマに家族の着古したシャツや自分たちの着られなくなったTシャツなどをリメークした衣装を堂々と披露。受賞について「4人の友達と協力して作ったことも優勝したことも思い出になった」と喜んでいた。準グランプリには同市川崎町の川崎まちづくり協議会が選ばれた。

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