個性豊かな作品一堂に 12日まで黄金の国陶芸展 千厩【一関】
第26回黄金の国陶芸展(一関地方物産振興協会主催、一関市共催)は10日、同市千厩町の千厩酒のくら交流施設東蔵で始まった。県南、宮城県北で創作に励む陶芸家9人が約1000点を合同展示・即売。個性豊かな作品が一堂に集まる2年ぶりの機会となり、多くの来場者でにぎわいを見せている。12日まで。
同展は近隣地域で活動する陶芸家の作品を集めて広く周知し、販路拡大にもつなげようと開催。新型コロナウイルスの影響で、2021年は中止していた。
今回は市内をはじめ、奥州市や宮城県登米市などの陶芸家が出展。蔵の中という雰囲気ある会場にはマグカップや茶わん、皿、つぼ、花器などが並び、来場者がそれぞれのブースをじっくりと見て回り、お気に入りを手に取っていた。
市内から夫婦で訪れた男性(67)は「特にお目当てはなかったけど、偶然良い物に出合えたよ」とにんまり。新型コロナ対策を万全にした上での開催に、市観光物産課の山崎政義物産係長は「多くの皆さんに足を運んでもらい開催できて良かった」と話していた。
協賛企画として会場では各陶芸家が作品を寄せる「掘り出し物セール」も実施中で、益金は同展の運営に充てることにしている。
入場無料。開場時間は午前10時~午後5時(最終日は4時)。