奥州・金ケ崎

救命救急の拠点に 消防本部 南股地区セ、SS認定【奥州】

及川分署長(右)から救命サポーターステーションの認定証と表示マークを受けた藤原会長

 奥州金ケ崎行政事務組合消防本部は、奥州市衣川の南股地区センターを救命サポーターステーション(SS)に認定した。交付式が8日、同センターで行われ、及川修衣川分署長から指定管理している南股地区振興会の藤原金悦会長に認定証が手渡された。藤原会長は「地区内にどんどん救命講習を普及させたい」と意欲を語っている。

 SSの認定制度は、2015年に同本部救命率向上計画に基づいて開始。自動体外式除細動器(AED)があり、心肺蘇生法などの応急手当が可能な人員を配置している施設を認定・公表しており、同センターは91カ所目で地区センターとしては12カ所目。

 同日は、及川分署長ら消防本部関係者が同センターを訪問。認定証と表示マークを藤原会長に手渡した及川分署長は「地区センターは住民交流の拠点であり、防災拠点。それに救命救急の拠点が加わった。防災上の共助にもつながるものと考えている」とあいさつ。

 同センターでは先日救命講習が開かれ、職員全員が講習を受けた。藤原会長は「以前から救命講習の普及は重要だと感じており、住民の関心も高い。これから積極的に講習会を開いて1人でも2人でも受講者を増やし、住民に覚えてもらいたい」と話していた。

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