一関・平泉

深緑映える昭和湖と再会 4年ぶり規制解除・栗駒山【一関】

須川コースの一部通行規制が4年ぶりに解除され、多くの登山客が訪れている昭和湖=14日午前9時30分、一関市厳美町

 岩手・宮城・秋田3県にまたがる栗駒山(1626メートル)の岩手側登山道となる須川コースの中間に位置する昭和湖は、火山ガスの影響による立ち入り禁止が4年ぶりに解除されて以降、連日多くの登山客が訪れ美しい景色を満喫している。

 昭和湖は1944年の水蒸気爆発でできた火口湖。高濃度の火山ガス検出に伴い県が2019年から湖を含む同コースの苔花台(たいかだい)―天狗平間を立ち入り禁止としてきた。

 ガス濃度が通行に問題ない水準まで低下したため、9日から10月16日までの期間限定で苔花台―昭和湖約800メートル区間を規制解除。秋晴れとなった14日も登山客が相次ぎ湖畔を訪れ、岩手の山巡りの途中という今井大介さん(74)=金沢市=は「全国の山を歩いてきたが、雄大な山の景色とエメラルドグリーンの湖のコントラストがいい」と、湖面に映る周囲の深緑や白い雲に見入っていた。

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