一関・平泉

秋のみちのく路 疾走 地元料理も満喫 栗駒焼石ほっとライド【一関】

若神子亭をスタートする栗駒焼石ほっとライド参加者

 一関、奥州、平泉3市町をロードバイクで巡るサイクリングイベント「栗駒焼石ほっとライド2022」(実行委主催)は18日、一関、奥州両市を通る栗駒焼石ほっとラインなどで開かれた。3年ぶり2回目の今年は、県内をはじめ遠く東京都や兵庫県などから106人がエントリーし、コース途中に設けた休憩場所(エイドステーション)で地元食材をふんだんに使った料理を味わうなどしながら、秋のみちのく路を走り抜けた。

 一関市厳美町字祭畤の国道342号と奥州市胆沢若柳の国道397号を結ぶ観光道路「栗駒焼石ほっとライン」(15・9キロ)を活用しながら3市町の魅力を全国に発信しようと2019年6月に初めて開催。今回は同町字若神子にある骨寺村荘園交流館(若神子亭)を発着点に、平泉町内を通って奥州市へ入り、胆沢ダムを経て栗駒焼石ほっとラインに至る反時計回りのほっとラインコース(82キロ)と、胆沢ダムの手前から同市衣川を南下してゴールする南股コース(42キロ)の2コースで行われた。

 開会式では、実行委の五十嵐正一会長(72)が「全国からたくさんの方々の参加に感謝する。コース沿いでは収穫期を迎えた稲穂が黄金に輝いているので、周りの景色を眺めながら各エイドを訪れ、地元の特産品や食事を楽しんでほしい」とあいさつ。参加者は10人前後のグループに分かれ、サポートライダーの先導でスタートしていった。

 雲間から時折日が差す空模様の中、毛越寺門前直売あやめ(平泉町)や古都の遊食(奥州市衣川)など4カ所のエイドステーションで休憩を取りながらサイクリングを満喫。参加最年少の澤竜玄君(7)=宮城県登米市=も両親と3人で元気にペダルをこぎ続け、父裕哉さん(47)は「小学生から参加できるイベントと聞き家族で訪れた。自然の中を自転車で走ることができ気持ちいい」と語った。

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