花巻

おおはさまワインまつり 地元産飲み比べ堪能 ブドウ踏み、神楽上演【花巻】

ワイン娘によるブドウ踏み。会場には甘い香りが広がった

 第51回おおはさまワインまつり(同実行委主催)は18日、花巻市大迫町のエーデルの丘で開かれた。昔ながらのワイン造りを再現したブドウ踏みなどのイベント、地元産のワインを楽しむ人でにぎわった。

 まつりは、ワインをはじめ同町の特産品や良質な農産物を市内外に紹介する観光物産イベント。新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止となり、3年ぶりの開催となった。

 この日は台風の影響で蒸し暑い一日となったものの、早朝から大勢の来場があった。エーデルワインをはじめ、個人ワイナリーの高橋葡萄(ぶどう)園、大迫佐藤葡萄園が参加し、地元のワインを飲み比べたり、旬のブドウなど特産品を買い求めたりする人でにぎわった。

 500組が用意された会場限定のオリジナルワインセットは、開会前から列ができるほどの人気ぶり。メイン会場の大迫カントリープラザでは乾杯を皮切りに、ワイン娘によるブドウ踏みをはじめ、リップスダンサーズによるダンスショー、早池峰岳神楽の上演などが行われ、まつりを盛り上げた。

 3年ぶりの来場となった北上市の男性(70)は「毎年訪れていたので中止の年は寂しかった。きょうは存分に楽しみたい」と白ワインに舌鼓を打った。初めて訪れた八幡平市の会社員女性(36)は「同じワイナリーでもブドウの種類、造られた年によっていろいろな味があるのがワインの魅力」と話し、試飲しながら甘口のワインを買い求めていた。

 実行委の山影義一会長は「開催できることはありがたく、うれしいこと。大迫には4カ所のワイナリーがあり、それぞれのお薦めがある。味わいを十分に楽しんでほしい」と話していた。

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