奥州・金ケ崎

44チーム演舞華やか よさこいイベント盛況 秋まつり最終日【奥州】

奥州秋まつりで、3年ぶりに目抜き通りに観客を集めて開かれた「奥州YOSAKOIinみずさわ」

 第1回奥州秋まつりは最終日の18日、奥州市水沢の水沢駅通りで第19回奥州YOSAKOIinみずさわが開かれ、全国各地から集まった44チームが躍動した。各種の催しを合同開催した秋まつりは第57回水沢産業まつりとの併催で、2日間にわたって目抜き通りはイベント一色。3年ぶりの奥州YOSAKOIも多くの人でにぎわい、コロナ禍で沈滞したムードを振り払うように舞い踊る姿を楽しんだ。

 奥州YOSAKOIは2002年から開催。年々出場チームが増えるなど盛り上がりを見せていたが、コロナ禍で20、21年は中止となり、今回は奥州水沢夏まつり、奥州水沢グルメまつり、福の市(商人(あきんど)まつり)とともに秋まつりとして実施された。

 今回は感染対策として観客と距離を保った4カ所の踊り会場を設定。北海道から愛知県まで総勢1000人の踊り子が参加し、各会場を回りながら6時間にわたりよさこいの祭典を繰り広げた。

 華やかな衣装に身を包んだ踊り子は、各チームの特徴を込めたオリジナル曲や「南中ソーラン」「よっちょれ」などの曲に合わせて演舞し、観客たちを魅了した。

 奥州YOSAKOIinみずさわ実行委員会の小野純会長は「よく集まってくれた。ありがたいし、うれしい。開催したことによって(各チームが)演舞の場を求めていたことも実感した。奥州秋まつりとして定着していくことも期待している」と話していた。

 2日間にわたる街中でのイベントは午前9時~午後6時に歩行者天国として開催。同市水沢の水沢駅通りと横町、大町の一部と会場を広く取り、飲食スペースを決めて周辺に飲食関係ブースを設けるなどの工夫を凝らした。物産や飲食の出店者は「予想以上に多くの人出があり、売り上げもそれに応じたものとなった」と語り、手応えを感じていた。

 秋まつりと産業まつりの併催について倉成淳市長は「2日間とも盛り上がりを感じた。家族連れで多くの人たちが集まり、楽しみを共有している。いろいろな発見もあった」と語った。

地域の記事をもっと読む

奥州・金ケ崎
2025年5月10日付
奥州・金ケ崎
2025年5月10日付
奥州・金ケ崎
2025年5月10日付
奥州・金ケ崎
2025年5月10日付