一関・平泉

ひとめぼれ全量1等 JA平泉・今年産米初検査

コメの粒ぞろいや着色粒の有無などを目視で確認する農産物検査員=21日、一関市字鳴神の同JA鳴神倉庫

 JAいわて平泉(佐藤鉱一代表理事組合長)の2022年産米初検査は21日、一関市字鳴神の同JA鳴神倉庫で行われた。初日は主力品種のひとめぼれ1032袋(1袋30キロ)が持ち込まれ、水分や粒ぞろい、着色粒の有無などを検査し全量が1等に格付けされた。

 検査に先立ち行われた初検査式には関係者や農産物検査員、補助員ら24人が出席。代表が神前に玉串をささげて11月まで続く検査期間中の無事故と新米の全量1等達成を祈願した。

 あいさつで佐藤組合長は「今年の作柄は6月の日照不足などで心配されたが、天候の回復でいいコメに仕上がった。新型コロナウイルスの影響で厳しい状況が続いているが、しっかり販売していく」。JA全農いわて米穀部の阿部貴明米穀部次長兼米穀販売課長も「産地の思いを胸に販売する」とそれぞれ語った。

 検査では各袋から抽出したサンプルを目視で確認。指導的検査員の吉川徳貞さんは「粒も良く水分も適正に管理されている。カメムシの被害や心配された乳白もない」と評価し、専用機器を使った食味検査でも多くが良好な数値を示した。

 同日は一関糧運でも銀河のしずく22・68トン、金色(こんじき)の風17・28トンの検査を行い、全量が1等。同JAでは今季の集荷目標を前年と同じ70万袋としている。

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