岩手の資源でスキンケア 「andOHU」新商品
奥州市に研究開発拠点兼自社工場を構えるファーメンステーション(東京都)と薬王堂(盛岡市)が共同開発した、県南地方の自然素材を原材料に多く使ったスキンケアシリーズ「and OHU(アンオフ)」に、新たな3商品が加わった。
ファーメンステーションは、独自の発酵・蒸留技術でエタノールや化粧品原料などを開発・製造。「東北の未利用資源を使い、東北の人のためのものをつくろう」と、薬王堂と連携して同シリーズを共同開発し、昨年12月から東北地方などで販売していた。利用者から好評を得ていたことから、今年に入り、新たにボディミルク、ハンドクリーム、ボディソープの共同開発に着手した。
同シリーズには、奥州産のオーガニック米やヒマワリのほか、一関産のナタネ、クロモジ、花巻産のヒエヌカなどを原材料として活用。新商品のボディソープには、新規原料として、通常は廃棄される矢巾産リンゴの絞りかすを使ったエタノールを配合した。
ファーメンステーションの酒井里奈代表取締役は「岩手には、こんなにも魅力的な資源があると知ってもらいたい」とアピールする。
ボディミルクとハンドクリームは22日から、ボディソープは10月2日から、薬王堂全店やECサイトなどで販売する。