一関・平泉

出来秋感謝し稲刈り 黄海小5年生【一関】

手刈りした稲を慎重に束ねる黄海小の児童ら

 一関市立黄海小学校(佐々木伸校長、児童83人)の稲刈り体験は22日、同市藤沢町の校舎近くにある実習田で行われ、5年生が出来秋に感謝しながら夢中になって稲を手刈りした。

 実習田「ぴかぴか田んぼ」は、地元農家から借り受けた約20アールの区画。同校では5年生が黄海地区の老人クラブ、農業者でつくる耕作支援隊などの指導を受けて稲作を学んでおり、今年は5月にもち米「こがねもち」の田植えを行った。

 稲刈りには5年生と教職員、サポート役として老人クラブ会員、同支援隊員らが参加。児童は大人から鎌を使った手刈りの仕方や束ね方を教わり、ほにお掛けまでの流れを体験した。

 千葉煌玖君(10)は「手刈りは初めてだから難しい」と慎重に作業。岩渕凪翔君(11)は「大きく育ってくれた。きな粉餅にして食べたい」と話していた。

 老人クラブの千葉忠雄さん(88)は「稲は最近にはないぐらい良い出来。体験学習は短い時間だが、子供たちに楽しんでもらうことが大事なこと」と語った。

 11月には収穫祭の開催も予定しており、餅つき体験などを計画している。

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