ものづくり発信へ57社・団体出展 北上でテクノメッセ 30日、来月1、2日
ものづくり企業や関係団体、工業系の教育機関などが一堂に集まる「きたかみ・かねがさきテクノメッセ2022」は、30日から10月2日まで北上市相去町の北上総合体育館で開かれる。北上、金ケ崎両市町を中心に県内外から57社・団体が出展。多彩な展示や実演・体験、イベントを通し、最新技術やものづくりの楽しさに触れることができる。
地域住民、特に若い世代にものづくりや地元企業、団体への関心を高めてもらおうと北上工業クラブが主催し、両市町などが共催。両市町などの製造業や建設業、事務機器、ガスなど幅広い業種の企業39社と、工業高校や大学などの教育研究機関、行政など18団体が出展する。
30日は小中高校生、学生らが対象で、一般見学は来月1、2日。特別イベントではマイコンカーコーナー、電気自動車実演体験(花北青雲高)、ドローン・ロボマスター体験(真柴商会)、ライントレースロボット開発体験(滝沢ロボティクス)などを予定。黒沢尻工業高の各科が水質浄化、液体窒素関係などの実験を実演する(30日と来月1日のみ)。
ものづくり関係では木製インテリア飾り棚づくり(北上建設組合)、マガジンラック塗装(北上塗装組合)、キーフック制作(北上職業訓練協会)などを体験できる。会場の外では産直、物産コーナーを開設。キッチンカーも5台そろい、食を楽しめる。
期間中は午前9時30分に開会し、午後3時30分(最終日は3時)まで。新型コロナウイルス対策で、会場への入場を30分間隔の時間帯ごとに1000人に限定する。入場は事前申し込み制で、インターネットの専用フォームから29日まで受け付けている。
同メッセは出展企業、団体にとって将来、貴重な人材となる児童生徒らへの絶好のアピールの機会。隔年開催で2021年に予定していたが新型コロナの影響で1年延期し、3年ぶりとなる。同クラブの中嶋真佐仁専務理事は「感染対策に万全を期して開催する。ぜひ各社、団体の多様な展示やイベントを見て、体感してほしい」と呼び掛けている。
問い合わせは同クラブ=0197(66)3000、ファクス0197(66)3006=まで。