全国小学生一輪車V 技術向上に意欲 大東4年青柳君と佐藤さん ペア演技部門・クラスA【一関】
福島県須賀川市で18日開かれた第8回全国小学生一輪車大会(公益社団法人日本一輪車協会主催)のペア演技部門・クラスA(小学4年生以下の部)で、奥州市の「前沢一輪車クラブアルスノーバ」に所属する青柳春輝君(一関市立大東小学校4年)と佐藤さくらさん(同)が優勝した。今春ペアを組んだばかりで、全国大会も初舞台だったが、集中力を発揮し見事頂点に立った。来年はライバルが多いクラスB(小学5・6年生)に移るが、共に大好きな一輪車の技術向上へ意欲を見せている。
大会には全国から予選のビデオ審査を通過した4組が出場。音楽に合わせそれぞれ2分15秒以内の演技を行い審査員が技術力や表現力、構成・振り付け、完成度などを基に審査した。
青柳君と佐藤さんは出場ペアの最後に登場。1回の落車があったものの、息の合った演技で「バックホップ」「ハイジ」「クロスグラブビールマン」などの技を決め、特に技術力で高い評価を受けた。本番前は周囲にも緊張感が伝わってきたというが、音楽が流れ出すと見違えるほどに堂々とした演技を披露した。
青柳君は姉柚咲さん(大東中学校3年)の影響で一輪車に乗るようになり、1年生の時アルスノーバに入団。同級生の佐藤さんは一輪車に興味を抱き、青柳君から半年遅れで加入。いずれも平日夜と土日の週4回奥州市前沢まで通い、仲間と練習を重ねている。
初の大舞台で最高の成績を残した二人は今後の練習にも意欲を新たにする。
青柳君は「直前までは緊張して気持ち悪くなるくらいだったが、演技が始まったら楽しい気持ちでやれた。練習の時より一番うまくできた」と振り返り、「うれしい。来年も全国大会に出場していい結果を出せるようにしたい」と喜ぶ。
佐藤さんは「待っている時は緊張したけど前のチームの演技を見ないようにしたらノーミスでできた。全国大会で優勝するのを目標に練習してきたので良かった」と笑顔を見せ、「もっとレベルの高い技をできるようになって大会に出場したい」と目標を語った。