北上・西和賀

事故抑止ポイント共有 交通安全講習会 ジャパンセミコンダクター【北上】

交通事故防止の取り組みについて講話する浅野課長(左)

 北上市北工業団地の製造業ジャパンセミコンダクター(川越洋規取締役社長)は28日、北上署の浅野渉交通課長を招いた交通安全講習会を開き、従業員が地域の交通情勢や事故抑止のポイントなどを共有した。

 リモートを含め従業員70人余りが参加。浅野課長は市内で1日平均8件の物損事故が発生していることを示したほか、交通事故で小学1年生の娘を亡くした遺族の映像などを紹介し、事故への当事者意識を持ってもらいたいと強調した。

 県内の交通死亡事故の統計によると、10、11月は薄暮時間帯に高齢者の横断中の死亡事故が増えていることから、対策として▽早め点灯▽原則ハイビーム走行▽夕暮れ時間帯の不要不急の外出を控える―などを呼び掛けた。北上市内は、見晴らしのよい交差点で出合い頭に衝突する田園型事故や、駐車場における事故が多いのが特徴とし、周りの動きを予測する運転や、自らも周囲に意思表示することの重要性を説明した。

 同社総務部岩手総務担当の阿部力グループ長は「工業団地の交通量は増加しており、一人ひとりの安全意識を高めていきたい」と話していた。

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