一関・平泉

神の絨毯 徐々に広げ 栗駒山【一関】

秋田県側に通じる天馬尾根コースから見た山頂付近の様子。尾根沿いに続く登山道北側斜面は紅葉が見頃を迎えつつある=29日午前10時40分

 岩手、宮城、秋田3県にまたがる栗駒山(1626メートル)で紅葉が始まった。例年9月下旬に山頂付近が鮮やかな深紅に覆われるが、今シーズンはやや遅めで見頃は10月初めとなる見込み。来週末以降には一関市の昭和湖や須川高原温泉付近まで紅葉が進みそうだ。

 29日は青空が広がる秋晴れとなり、岩手側の産沼コースや宮城側の中央コースなどから群馬県や千葉県など県外を中心に多くの登山客が山頂を目指した。

 山頂から尾根沿いに秋田側へと通じる登山道の北側斜面は、ここ数日の朝夕の冷え込みで紅葉が一気に進み、千葉県から訪れた男性は「素晴らしい紅葉。来たかいがあった」、群馬県から訪れた女性は「本当に『神の絨毯(じゅうたん)』のよう。なでたら気持ちよさそう」と語り、眼下に広がる色鮮やかな光景を堪能していた。

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