花、静物多彩に描き 初の水彩画2人展 佐藤さん、宮田さん【花巻】
花巻市の絵画愛好グループ「陽(ひ)だまりの会」に所属する同市の佐藤清子さん(70)と宮田孝子さん(80)による水彩画2人展は29日、同市東和町石持の佐藤さん方で始まった。会場となる佐藤さん方は築110年の趣のある民家。2人が手掛けた絵画や、趣味で創作する藍染め作品などバラエティー豊かな展示品が、訪れた人たちを楽しませている。10月2日まで。
宮田さんは同市高木在住。2人は友人同士で、佐藤さんが「2人だけで展示をやろう」と宮田さんに呼び掛けたことをきっかけに開催が決まった。
2人合わせて19点の絵画作品を並べ、水彩画のほかにも藍染めや焼き物、切り絵なども展示している。陽だまりの会で10年以上絵を描き続けている2人は、リンゴやアジサイ、清水寺などさまざまな題材を淡い色使いと優しいタッチで描き出す。
初めて開く展示会に、宮田さんは「ここまでやることができたのは、全て佐藤さんのおかげ」と感謝しきり。佐藤さんは「ギャラリーだと会話がしづらい雰囲気もあるので、リラックスして絵を楽しんでもらおうと自宅を会場にした。これを見て、展示会を企画する人が増えてくれたらうれしい」と期待していた。
入場無料。時間は午前10時から午後4時まで。会場住所は同市東和町石持1区222。10月1日午後1時30分には会場で三味線の演奏会も実施する。問い合わせは佐藤さん=0198(42)2257=へ。