地域のため役立てて 私募債活用し市へ寄付 環境整備と北日本銀【北上】
盛岡市川又の産業廃棄物処理業・環境整備(伊五澤泰彬代表取締役)と北日本銀行(石塚恭路頭取)は28日、同行の「きたぎんSDGs私募債」などを活用し北上市に現金を寄付した。
企業が私募債を発行する際、同行が受け取る手数料の一部(発行金額の0・1%)を企業が指定するSDGs(持続可能な開発目標)関連団体に寄付する仕組み。私募債と併せ、環境整備も独自に寄付金を拠出した。金額は非公表。
同社は2015年、同市和賀町の竪川目工業団地内に北上リサイクルセンターを設立。廃プラ、木くず、紙くずなどを破砕し、積替保管している。センター設立から7年がたち、感謝を込めて同市を指定した。
市役所の贈呈式で、北銀大通支店の村井雅明支店長は「カーボンニュートラル、SDGs達成に向けた活用を」、伊五澤代表取締役も「北上のお客さんに大変お世話になっている。地域のお役に立てれば」と、髙橋敏彦市長に目録を贈呈。髙橋市長は謝意を示した上で、公用車更新時に環境に配慮した次世代車両の購入に充てる考えを示した。