「目標は日本一」 黒北小合唱部、力強く宣言 全国学校音楽コン【北上】
第89回NHK全国学校音楽コンクール全国コンクール(9日、東京都)小学校部門に出場する北上市立黒沢尻北小学校合唱部の児童、教職員は9月30日、市役所に髙橋敏彦市長と平野憲教育長を表敬訪問し、全国大会での健闘を誓った。
同部は県コンクール(9月1日、盛岡市)で金賞に輝き、東北コンクール(同18日、宮城県名取市)でも金賞を受賞。東北唯一の代表として、6年ぶり2度目の全国出場を決めた。
コンクールは25人の出場制限があり、課題曲と自由曲の入れ替え3人を含め出場するのは全部員63人のうち半数以下の28人。新型コロナウイルスの影響で2020年は中止、21年も音源審査だった。不織布マスク着用の制限もあるという。
市役所には千田剛校長、顧問の中野美由紀指導教諭、山中利央部長、都鳥愛桜副部長(ともに6年)が訪れ、全国出場を報告。山中部長、都鳥副部長は「歌えない部員の思いと、昨年までの先輩たちの思いも一緒に、当日は岩手県北上市の代表として歌声を堂々と披露したい。いつも支えてくださる北上の皆さんや先生方、家族への感謝を忘れず、さらに歌声を磨いていきたい」と決意表明。2人で全国大会の課題曲「とどいてますか」で息の合った歌声を響かせた。
髙橋市長は「素晴らしい。市民にとって皆さん方は大変誇り。最高峰のコンクールを思い切り楽しんで、日ごろの成果を生かしてほしい」、平野教育長は「25人がみんなの気持ちを込めた合唱で、上位入賞を果たしてほしい。体調に気を付け頑張って」と激励した。
全国コンクールには各ブロックを勝ち抜いた11校が出場する。山中部長は「目標は金賞で日本一」と力強く宣言。11月には全日本合唱コンクール全国大会(13日、堺市)も控えており「二つ(全国の)代表となり緊張感はあるが、地区大会より成長した姿を見せたい」と意気込んだ。