花巻

ベスト8目標に 湯口中 全日本軟式野球へ闘志【花巻】

上田市長(中央)に全国大会への意気込みを語った湯口中軟式野球部の畠山さん(左)と髙野橋さん

 花巻市立湯口中学校軟式野球部は、2023年3月21~25日に静岡県で開かれる文部科学大臣杯第14回全日本少年春季軟式野球大会に出場する。3日に同部の選手と関係者が市役所を訪れ、上田東一市長に全国大会の健闘と全力プレーを誓った。

 県予選会は8月に宮古市などで開かれ、29チームが出場してトーナメント戦を実施。湯口は初戦から危なげなく勝ち上がり、決勝では高田東に9―2で完勝し、頂点に立った。全国大会のほか、第20回東北少年軟式野球新人大会の出場権も獲得した。

 市役所には主将の髙野橋纏さん、部長の畠山武瑠さん(ともに2年)、澤口良夫校長ら5人が訪問し、県予選会での戦績などを上田市長に報告した。上田市長は「試合を楽しむことができれば一番力を発揮できる。全国大会を楽しんできてほしい」と激励した。

 今月1、2日に宮古市で開かれた東北少年軟式野球新人大会では1回戦で宮城県代表に3―6で敗退。髙野橋さんは「メンタル面が敗因。東北大会後は試合で結果を出すために、常に考えながら練習をするようになった」と語る。

 部員は2年生10人、1年生1人で、主力の2年生は大半が湯口ファイターズの出身。小学5年生時に出場が決まっていた全国大会が新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となっており、全国への思いはひとしおだ。

 全国大会には56チームが出場して、トーナメント戦を実施する。畠山さんは「目標はベスト8。岩手県の代表として堂々としたプレーをしていきたい」と意気込んでいた。

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