花巻

目標掲げ26キロ踏破 2年生が立志ウオーク 西南中【花巻】

「立志ウオーク」で長い距離を歩き続ける西南中2年生

 花巻市立西南中学校(千葉龍太郎校長)の2年生は6日、同市轟木の同校を発着点に約26キロの道のりを歩く「立志ウオーク」に挑戦。一人ひとりがこれからの生き方や目標を掲げ全員が踏破した。

 子供から大人への第一歩を踏み出す人生の節目に自身の将来を考え、目標へ向かって努力することを考える機会とすることが目的。困難に立ち向かい、乗り越えた時の喜びや自信を生徒に味わってもらおうと企画した。

 2年生48人が参加し、午前8時すぎに同校を出発。笹間一小、笹間二小を経てスポーツキャンプ村で昼食休憩を取った後、市自然休養村、太田小などを経て西南中を目指す26・3キロの行程を歩いた。

 生徒たちは前日の立志式で表明した目標や決意などを書いた布をリュックに張り、のぼり旗を手にひたすら前進。

 所属する部活動のソフトボールで「自ら打ち点を取りたい」と話す小河原和奏さん(14)は「勇往邁進(まいしん) 道は自ら切り開け」と気概を示した。八重樫貫太郎さん(13)は「人生は冒険」だとし、「失敗してもいいからいろんなことに挑戦し楽しみたい」と笑顔で決意した。

 千葉校長は「長い距離を歩くことで感じることが多いと思う。何が起こるか分からない時代。立志ウオークを通して生徒それぞれが自分に負けない、気持ちを強く持つ、そんなことを感じる機会になれば」と話していた。

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