鎌手に稲刈り「楽しい」 江刺・八日市幼稚園児【奥州】
奥州市江刺岩谷堂字小名丸のえさし郷土文化館で5日、同市江刺岩谷堂字南八日市の認定こども園八日市幼稚園(石田悦子園長、園児163人)の稲刈り体験が行われ、年長児が昔ながらの手刈りに挑戦した。
同館は江刺地域内3園の持ち回りで米作り体験の機会を提供している。2022年度取り組んでいる同園の園児は5月に田植えを体験し、収穫を迎えた。
同日の活動はもち米の「こがねもち」の稲が実った約1アールの体験田で行われ、年長児のうち38人が参加。園児は鎌を手に、教諭ら大人の手も借りて作業した。次第に慣れて1人で次々と刈る子もおり、田んぼには元気な声が響いた。
体験の締めくくりとして来月に同館で収穫祭を開き、園児たちと餅をついて味わう。
参加した小田嶋大智ちゃん(6)は「稲刈りは初めてで最初は少し難しかったけど、鎌で刈るのが楽しくなった。きな粉餅が特に好きで、収穫祭が楽しみ」と話していた。