北上・西和賀

色づく山頂 夏油高原紅葉まつり開幕【北上】

紅葉が始まった夏油高原スキー場の山頂付近=8日午前11時51分、北上市和賀町

 夏油高原紅葉まつり(実行委主催)は8日、北上市和賀町の夏油高原スキー場で開幕した。山頂付近は色づき始め、来場者はゴンドラ遊覧をはじめグルメ、各種体験、ステージイベントなどを楽しんだ。9、10、15、16日も開催される。

 第1週(8~10日)は「紅葉にぎわいフェス」と銘打ち開催。家族連れやカップルらが次々と来場し、ゴンドラで山頂へと向かい展望台からの景色を満喫した。

 紅葉は色づいているものの、見頃はもう少し先のよう。孫と一緒に訪れた同市和賀町岩崎新田の昆野功さん(72)は「昔はもっと赤い紅葉もあり、きれいだったのを思い出す。おいしい物を食べて帰りたい」と語り、同市内から小学生の息子と訪れた村上健さん(48)は「久しぶりに来た。(雲がかかり)遠くの山は見られなかったが、下の景色を見ることができた」と話していた。

 スキー場施設内ではボルダリング、スケートボード、スラックラインなどの体験コーナーや巨大ふわふわ遊具、トランポリンなどが設置され、子供たちが夢中になって遊んでいた。スケートボードを体験した北島冬琥君(奥州市立稲瀬小3年)は「ジャンプするのが楽しかった。初めてだったけれど、うまくできた」と笑顔を見せていた。

 ステージでは吹奏楽演奏、鬼剣舞演舞などが繰り広げられ、外の広場では地元産直も出店。各店では焼きそば、ラーメンなどが売り出され、来場者が舌鼓を打っていた。村松麻人実行委員長は「天候に恵まれ、家族連れなどに多く来場いただいた。紅葉の見頃は来週になりそう。ぜひイベント、グルメなども楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 まつりは午前10時~午後4時。ゴンドラは3時30分(上り3時)まで。第2週(15、16日)は県内外のクラフト作家が集い「夏油てしごと市」が開かれる。

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