一関・平泉

将来の起業家発掘 初回は講演やWS シゴト・ツクル・ゼミ開講【一関】

将来の目標を語り合ったシゴト・ツクル・ゼミ

 一関市が起業支援の一環で新たに実施する地域ビジネス創出事業「シゴト・ツクル・ゼミ」は8日、同市大町の一関市民センターで開講した。起業したいと考えている人を掘り起こすとともに、その人たち同士のつながりを創出していくことが狙いで、市内外の16人が受講。初回は将来の目標などについて語り合ったほか、先輩起業家による講演が行われた。今後は起業に向けた講義が行われるほか、最後にはビジネスアイデアも発表する予定で、起業の輪を広げる機会とする。

 同事業は、2022年度に市が起業支援室を設置したことに伴い、一関で何か始めたい若者や起業に興味がある人、地域活性化のビジネスを考えている人たちを掘り起こし、将来的な起業につなげることを目指して開催。9月には体験ワークショップ(WS)が行われ、40人以上が参加するなど関心の高さをうかがわせた。

 今回は市内のほか盛岡、北上、奥州、仙台から16人が参加。10~40代と若い年代が集まり、多くは一関での起業を考えているという。

 初回は自己紹介が行われ、参加者は「森の中で子供たちを遊ばせるような取り組みをしたい」「ファミリーレストランのような飲食店をやりたい」「自宅でサロンを開きたい」などと目標を語った。学生の参加も多く「まちづくり、まちおこしの仕事をしたい」「研究したことを還元したい」「いろいろな人から話を聞いて将来に役立てたい」などと意欲を示した。

 先輩起業家として保育園ゆいま~る代表・園長の加藤知英さんが講演したほか、ワークショップも行われた。

 今後は11月6日、同20日、12月4日に予定され、アイデアを磨くこつや起業に向けた資金などについて講義するほか、最後にはビジネスアイデアを発表するプレゼンテーションイベントを行う。事業に当たっては、先輩起業家5人がメンター(助言者)としてサポートする。

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