奥州・金ケ崎

研究発表充実へ店舗営業 アパレル衣料余剰品販売 ビジネスプラン成果検証【奥州】

「OASIS」で接客する水沢商高の生徒。全国高校生徒商業研究発表大会の発表では店舗の営業成果も盛り込む
水沢商高の研究チームが開店したアパレルブランド衣料の格安販売店舗「OASIS」の店内
来月、全国大会出場
水沢商高商業科4人

 県立水沢商業高校商業科3年の大山あかりさん、小野寺美優さん、小竹美貴さん、渡辺柊さんのチームは、11月16、17の両日に松江市で開かれる第30回全国高校生徒商業研究発表大会に出場する。県、東北予選を1位通過。アパレル産業で問題となっている売れ残り衣料品の大量廃棄と、まちのにぎわい不足を結び付けて解決につなげるビジネスプランが高く評価された。実践の店舗「OASIS」も奥州市水沢中町地内に開き、成果を検証しつつ研究を深めている。

 大会は商業を学ぶ高校生が研究成果で競う。4人は7月の県大会後、8月に地元開催された東北六県大会で優勝。同校として5大会連続の全国出場を決めた。

 研究テーマ「Reframing 廃棄衣料から生まれる新たな未来」は、4人が1年時に提言したビジネスプランが基。「新しい東北」復興ビジネスコンテストで学生アイデア部門最高賞の優秀賞を受けており、実践と分析を進めて各予選で高評価を受けた。

 研究では、市民1240人を対象にしたアンケートで市場を分析。アパレルブランド衣料品の購入先が市外とネットショッピングに偏っており、ブランドへのこだわりが薄い一方で店舗があれば利用したいとの声も多く、このことを商機とみた。

 これまでにアパレル商品の在庫を中心に取り扱うshoichi(本社大阪市、山本昌一代表取締役)の協力を得て、同社から商品を仕入れて格安販売のテスト店舗を開店。実店舗とウェブでのフリーマーケットアプリを通した販売の両輪で収益化を模索している。

 「OASIS」は、にぎわい創出効果を高めようと駅前商店街に新たに開いた。いとうビル1階を賃借し、8日に営業を開始。同社の取り組みも参考に、4人が自らレイアウトや仕入れに取り組み、壮年女性を主ターゲットに、アパレルブランドの過剰・余剰在庫を最大9割引きで販売している。

 目標は売れ残りゼロ。全国大会の発表には同店の成果も盛り込む。小竹さんは「いろいろな人に店を知ってもらい、衣料の廃棄を減らして地域を活性化したい。全国大会ではこれまでやってきたことを十分発揮して絶対優勝したい」と語った。

 同店の10月の営業は14~16日、28~30日。金曜は午後4~6時、土日は午前10時~午後4時。

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