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小野寺さん(一関出身)審査員特別賞 幼少期の思い出つづる 新聞配達エッセーコン

新聞配達に関するエッセーコンテストで審査員特別賞を受賞した小野寺さん

 一関市大東町出身の小野寺有紗さん(27)=矢巾町在住=は、日本新聞協会主催「第29回新聞配達に関するエッセーコンテスト」の大学生・社会人部門で、新聞配達員との思い出をつづった作品「クリスマスの新聞配達」が審査員特別賞に輝いた。本県からは唯一の入賞。小野寺さんは、受賞について「選ばれると思ってなかったのでびっくり。書きたい出来事があったらまた書いてみたい」と喜んでいる。

 コンテストは配達業務のPRの一環で、新聞配達に関わる人などから毎年心温まるエピソードなどを募集。今年は全国から3596編が寄せられ、年代別の3部門で最優秀、審査員特別、優秀の各賞1点ずつと入選7点ずつの計30編を選んだ。

 小野寺さんは新聞配達の経験はなかったが、偶然作品を募集していることを知り応募。エッセーでは幼少時、クリスマスの日に自宅の前に見覚えのないプレゼントが置かれており、飼い犬がほえた様子がなかったことから、贈り主が新聞配達員の男性だと分かった思い出をつづった。

 エッセーを書くのは初めてだったが、作品は1時間ほどで仕上げたという。「書き方が分からなかったので楽しかった思い出をそのまま書いた」と小野寺さん。受賞について家族も驚き喜んでいるといい、「審査員からのコメントが添えられていたのがうれしかった」と笑顔で語った。

 受賞者には後日、記念の盾が贈られるという。

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