鮮やか 手縫いキルト パッチの会作品展 石鳥谷図書館【花巻】
花巻市のパッチワーク愛好者でつくるパッチの会による作品展「私たちのフレンドシップキルト展」は、同市石鳥谷町の石鳥谷図書館市民ギャラリーで開かれている。色鮮やかな幾何学模様、愛らしい動物などさまざまなデザインが施された作品が紹介され、来場者が美しいキルトの世界を楽しんでいる。16日まで。
同会は2000年に、パッチワークの市民講座受講者が制作を続けようと立ち上げた。現在も、市内在住者を中心に15人ほどが所属し、同市花城町のまなび学園で活動している。今回は会員を3グループに分け、「動物」「花籠」「家」をテーマにそれぞれ作品を制作。20年から約2年をかけて仕上げた約80点を並べている。
壁に飾られたタペストリーは色とりどりの生地を丁寧に縫い合わせて、ライオンや古風な家を表現。ほかにバッグやコースターなどもあり、いずれも手縫いの温もりがあふれる。阿部真理子会長(73)は「仲間の作品を見ると自分も刺激を受ける。この展示を見て、キルトに興味を持つ人が増えてくれたらうれしい」と期待していた。
開催時間は午前10時~午後5時(最終日は3時)。入場無料。