看護の道精進誓う 花巻高看で戴帽式
花巻高等看護専門学校(大島俊克校長)の戴帽式は14日、花巻市御田屋町の総合花巻病院佐藤記念ホールで行われ、48回生の1年生35人が、看護師になるという自覚を胸にさらなる精進を誓った。
学生と教職員、保護者ら約80人が出席。1人ずつナースキャップを授けられた学生は、手元のろうそくに火をともし、理想の看護師像をうたう「ナイチンゲール誓詞」を唱和した。
大島校長は式辞で、少子高齢化社会の到来や新型コロナウイルスの蔓延(まんえん)で「今後の医療や看護はますます重要になる。自分の進むべき道として看護の道を選択したことを再確認し、新たな自覚を持って第一歩を踏み出してほしい」と激励した。
第48回戴帽生を代表して金丸美海さん(18)=宮古市出身=は「コロナ禍でオンライン授業が中心になり、技術演習ができず焦りを感じた時期もあったが、同じ目標を持つ仲間がいることで支え、高め合える。人々への優しさや思いやりを備えた人間性豊かで社会に貢献できる看護師になれるよう学び続けていく」と決意を述べた。
同校は3年課程で、看護師を養成している。戴帽式を終えた学生たちは今後、同病院で基礎実習に進む。