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美野さん(大船渡東3年)最優秀 教育長に喜び報告 全国商業高校英語スピーチコン【岩手】

佐藤教育長(右から2人目)に全国商業高校英語スピーチコン最高賞受賞を報告する美野さん(同3人目)

 県立大船渡東高校情報処理科の美野航南さん(3年)は、第39回全国商業高校英語スピーチコンテストのスピーチの部に出場し、文部科学大臣賞と最優秀賞に輝いた。同部門での受賞は、県内初の快挙。19日に県庁を訪れ、佐藤博県教育長に喜びを報告した。

 大会は9月18日に東京都で開催され、レシテーションとスピーチの2部門を実施。このうちスピーチ部門は、全国の代表者が3分30秒以内で自ら考えた原稿を英語で暗唱した。

 美野さんは2021年度に続く全国出場。1954年に1人のランナーが当時は不可能とされていた1マイル(1609メートル)を4分以内で走る記録を打ち立て、その後に多くの人が達成できるようになった歴史を紹介。

 本県出身の大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手やプロ野球・千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手の活躍にも触れながら、不可能を可能にするロールモデルがいることで人は成長できると訴えた。

 19日は同校の千葉久校長らと県庁を訪れ、佐藤教育長に受賞を報告。佐藤教育長は「高い目標を持って努力した成果が最高賞に結びついた。被災地の大船渡市民や多くの県民に勇気と感動を与えてくれた」とたたえた。

 昨年の出場時は入賞できず、その悔しさをばねに念願の栄冠をつかんだ美野さん。「言葉に表せないほどうれしい」と喜びをかみしめるとともに、将来に向けて「英語力を生かし、外国にも行っていろんな体験をしたい」と語った。

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