奥州・金ケ崎

前沢中へ放送機器贈る 2014年度42歳厄年連【奥州】

前沢中に放送機器一式を寄贈したヨンパチ!會の後藤会長(左)とプレートを受け取る千葉校長

 奥州市前沢地域の2014年度奥州前沢42歳厄年連「ヨンパチ!會(かい)」(後藤和弥会長)は、前沢中学校(千葉賢一校長、生徒352人)に体育館で使用する放送機器一式(80万円相当)を寄贈した。同校には今月初めに届いており機器は使用開始しているという。20日には寄贈者名を記したプレートを持って同厄年連役員が訪問し、後藤会長は「未来を担う子供たちに役立つよう有意義に使ってほしい」と千葉校長に手渡した。

 同厄年連は「昭和48年」と同49年に生まれたメンバーで構成。49歳の厄年で祭りに参加して活動に区切りを付けるため活動資金を残していたが、コロナ禍で祭りが中止となり、使い道を探していた。子供たちに使ってもらおうと中学校への寄贈を決め、同校と検討を重ね、同校側からの要望に応えて日常的に使用する放送機器を寄贈した。

 同日は、同厄年連の後藤会長、千葉美一副実行委員長、大石節夫総務部長が訪問。贈呈式が行われ、プレートが贈られた。千葉校長は「どうしても欲しい物を検討し、考え抜いて年間通じて使える物として放送機器とした。子供たちのために使いたい」とあいさつ。後藤会長は「企業の協賛、会員が集めた協力金であり、地域のみんなのためにと考えた。有意義に使ってほしい」と語った。

 放送機器は既に体育館に設置されており、22日の文化祭に向けた練習などに役立てられている。同校によると、これまでの機器は新校舎落成時の20年前の物で、老朽化が進み不調だったという。

 後藤会長は「中学生に地域に残ってほしいし、厄年連や地域の祭りを続けてほしいとの願いもある。この寄贈をきっかけに関心を持ってもらいたい」と話している。

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