一関・平泉
１―１区自治会最優秀 案山子大会表彰式 千厩地区まちづくり協【一関】
個性豊かなかかしを一堂に展示する「まちづくり『案山子（かかし）』大会」（千厩地区まちづくり協議会主催）の表彰式は２１日、一関市千厩町の千厩市民センター駐車場で行われた。３年目の今回は、１―１区自治会による「心をつなぐ 実りの秋（とき）」が最優秀賞に輝いた。
同協議会産業安全部が中心となり、コロナ禍での住民参加型イベントを模索。大会は「安全安心な明るいまちづくり～みんなで力を合わせて～」をテーマに、楽しみながら地域に元気を届けようと、２０２０年度から継続開催している。
今回は地元の自治会をはじめ、県立一関清明支援学校千厩分教室小・中学部など１４団体から１５作品の出展があり、１６日まで一般来場者による人気投票を行った。その後、審査員得点との合計で各賞を決めた。
表彰式では同協議会の千葉隆生会長が、各団体の代表者に表彰状や副賞を手渡し、取り組みをたたえた。千葉会長は「３年目の案山子大会で皆さんのクオリティーが向上しており、びっくりした。ぜひ来年度以降も続け、拡大させていければいい」と語った。
１―１区自治会の作品は農作業休憩中の一場面を再現しており、野菜や果物、鳥、トンボに至るまで全てが手作り。神田敏雄会長（７４）は「これまでのスタイルを崩さず、楽しみながら有志たちの協力で仕上げた。他の作品のレベルの高さを感じていたので、最優秀賞はまさか。本当にうれしい」と笑顔を見せた。
各作品は３０日まで同センター駐車場で展示している。
優秀賞は次の通り。
「ルパン三世」（木六自治会）、「２０２２ せいメェくん ―寅（とら）年の巻―」（一関清明支援学校千厩分教室小学部）、「『ＳＤＧｓ』に取りくもう ～ものを大切に～」（同中学部）
